テッサー　買取

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カメラ用レンズのテッサーとは、ドイツのカールツァイス社が1902年に開発したレンズの名称です。構造は3群4枚構造で、3群3枚構造のトリプレットの後玉を凹レンズと凸レンズを貼り合わせた構造となっています。このレンズの特徴は非常にシャープな像を結ぶことで、精細な写真を撮影することができます。テッサーが用いられる焦点距離は広角から望遠まで幅広く、望遠にはテレテッサーの名称が用いられ、色収差を補正するためにアポクロマートにしたものをテレアポテッサーと呼んでいます。
構造が簡単でシャープな写真を撮影できることから、他の多くのカメラメーカーに影響を与え、このテッサー構造や類似したタイプの多くのレンズが製造されています。開発から1世紀以上も経過した現代においても、構造が簡単なことから、主にスナップ用途としての小型軽量レンズとしてカメラに搭載されています。また、小型であることが必須の携帯電話のカメラにも採用されています。